米軍基地の返還方法; 日本独立の選択;; P.14

米軍基地の返還にはどんな方法があるでしょう?

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次に考えられるのは法的な手段です。 在日米軍基地は、日米安保条約(と日米地位協定)を法的な根拠として存在しています。日米安保条約を廃棄すれば、あるいは米軍基地は撤退してくれるかも知れません。 それを裏付ける発言もあります。
▼安保条約の廃棄、または改定によって、米軍基地を平和に返還してもらう。  -選択3のB
しかしこれだけでは失敗する可能性もありますね。 たとえばキューバにある、グアンタナモ米軍基地。米国とキューバは長く敵対関係にありましたが、キューバにある米軍基地を米国は返還していません。
キューバのグアンタナモ米軍基地の絵(イラスト)
もし日本が安保条約を廃棄すれば、米軍基地が返還される可能性はどの程度あるのでしょう?  おそらくそれは米国次第でしょう。つまり、米国が自ら望まなければ難しいのではないでしょうか。 もし法的に無理やり米軍を追い出すことが可能だったとしても、その後の日米関係がどうなるのかも心配です。 この選択に実効性を持たせ、米国と良好な関係を保ちたいと願うなら、相当な工夫が必要なのです。

●参照:外務省HP日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約  日米地位協定
●「米国はどこに居ようとどこに基地を持とうと、それはそれらの国々から招かれてのことだ。世界のどの米軍基地でも撤去を求められているとは承知していない。 もし求められれば恐らく我々は撤退するだろう」と述べた(ダナ・ペリノ発言、「恒久的基地は世界のどこにもない」AFP通信電)。 (ウイッキペディア;日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約 より)

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