筆者が試みるのは、純真無知氏という一人の純真な聖書読者を想定し、その心理を分析することだ。その目的は、聖書が人類の心理へ与えた影響を想像するところにある。もちろん、これは想像に過ぎず何物をも証明するものではない。
 繰り返す。純真無知氏の聖書解釈とその影響は100%想像に過ぎない。その意味ではSF小説の火星人と何ら変わらない。
 それでも、あなたは読み進めて、苦痛を感じるかも知れない。その場合は無理をせず、あなたの準備が出来るまで本書を眠らせていただきたい。

 ―それでは、想像の世界へ旅立とう。 

参考1: 米国人の信じる宗教
1990年 2001年
千人 千人
米国成人人口 175,440 100 207,980 100
キリスト教徒 151,496 86.3 159,506 76.7
ユダヤ教徒 3,137 1.8 2,831 1.4
イスラム教徒 527 0.3 1,104 0.5
仏教徒 401 0.2 1,082 0.5
ヒンズー教徒 227 0.1 766 0.3
ニューエイジ 20 0.01 68 0.03
無宗教など 14,331 8.1 29,481 14.2
Table 73. Self-Described Religious Identification of Adult Population:1990 and 2001
U.S.Census Bureau, Statistical Abstract of the United States: 2007 より抽出し、割合を計算した。訳も筆者。なお、未抽出の宗教(複数)があり、表中の数字を合計しても100%にはならない。また「無宗教など」には、無宗教の他、無神論者、人道主義者、懐疑主義者、世俗主義者を含んでいる。

表で見られるとおり、米国でキリスト教徒は、圧倒的に多数派となっている。しかしながら、1990年からの11年間で、キリスト教徒の人数は絶対数では増加しているが、割合では10%近くの減少を示している。

P.28

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