さあ、これでなんとか妄想が成立しました。次は、悪を憎めという教えに従い、妄想を補強します。

たとえ不安定な妄想でもそれに従うと、妄想をより深く信じることが出来るのです。丸人は新たに作成した妄想に従い、ノウソのリーダー達を死刑にしました。むろんこうすれば彼らに反論され妄想を脅かされることも心配しなくて済むのです、永遠に。
戦犯の絞首刑の絵(イラスト)
ノウソのリーダー達の遺体は灰にして海に捨ててしまいました。遺族だろうが同胞だろうが、悪を弔うことなど、決して許してはいけないことです。正義の味方は徹底的に悪を憎むのです。

〔注〕
死者の声については、絵本「沈黙の声」を参照ください。 なおこの話はA級戦犯ともB級C級戦犯とも無関係です。
〔ふりがな〕
さあ、これでなんとか もうそうが せいりつしました。つぎは、あくをにくめ というおしえに したがい、もうそうを ほきょうします。 たとえ ふあんていなもうそうでも それにしたがうと、もうそうを よりふかくしんじることが できるのです。まるじんは あらたにさくせいした もうそうにしたがい、のうその りーだーたちを しけいにしました。むろん こうすれば かれらに はんろんされ もうそうを おびやかされることも しんぱいしなくてすむのです、えいえんに。 のうその りーだーたちのいたいは はいにして うみにすててしまいました。いぞくだろうが どうほうだろうが、あくを とむらうことなど、けっして ゆるしてはいけないことです。せいぎのみかたは てっていてきに あくをにくむのです。

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