さて、人の行動は認識に基づきます。 「人間には闘争本能があるので必ず戦う」と思い込んだ丸人の一部は、その後ももちろん、戦い続けました。また自分たちを正義の味方だと認識した丸人の一部は、その後、悪人探しを続け、やはり悪(彼らの考える「悪」ということです)と戦い続けました。
ミサイルで悪い国を攻撃しているという絵(イラスト)
妄想に取り憑かれ戦いをやめられない、そんな悲しい丸人の戦争にも、占領下のノウソは自由意思を装い協力しました。 その結果、丸人を怖くて非難できない人々は代わりにノウソを、「やっぱり悪だ」と一層非難することになったのです。

〔ふりがな〕
さて、ひとの こうどうは にんしきに もとづきます。  「にんげんには とうそうほんのうがあるので かならずたたかう」とおもいこんだ まるじんのいちぶは、そのごももちろん、たたかいつづけました。またじぶんたちを せいぎのみかただと にんしきした まるじんのいちぶは、そのご、あくにんさがしをつづけ、やはりあく(かれらのかんがえる「あく」ということです)と たたかいつづけました。 あくの どうめいこくを やっつけろ! もうそうにとりつかれ たたかいをやめられない、そんなかなしい まるじんの せんそうにも、せんりょうかの のうそは じゆういしを よそおい きょうりょくしました。そのけっか、まるじんを こわくてひなんできないひとびとは かわりにのうそを、「やっぱりあくだ」と いっそうひなんすることに なったのです。

74/90
P.1 2 3 4 5 6 7 8 9101112131415161718192021222324252627282930 313233343536373839404142434445464748495051525354555657585960 616263646566676869707172737475767778798081828384858687888990