いじめ問題を生じる原因とは何でしょう。…それって戦争の原因と同じでしょうか。
いじめの心理と戦争の心理に共通点は有るのでしょうか? 絵本『魔法のメガネ』、お楽しみ下さい。
この絵本のテーマは、広い意味での「いじめ」の原因と、それを傍観する人々の心理です。
広い意味での「いじめ」とは、強者(多数)による弱者(少数)への一方的な攻撃です。そこには次のようなものが含まれているでしょう。
●家庭内のイジメ。親子/兄弟/嫁姑問題など。
●職場や学校でのイジメ。
●少数派民族/弱小異教徒/思想が違うものなどへのイジメ。具体的には、差別/弾圧/虐殺/粛清/民族浄化/ホロコーストなど。
●強国による、弱小国へのイジメ。具体的には、侵略戦争/植民地戦争/無差別爆撃など。
むろん、「学校で、いじめっ子が、クラスの友達をいじめる」といった「いじめ問題」と、無差別爆撃とは全く違う事象です。
しかしながら心理学的な観点で言えば、そこには共通する原因―感情/思い込み/錯覚―が存在すると思われます。
―そして、それらの残酷な苛め(いじめ)や戦争の背後には、「見て見ぬ振りをする傍観者」が存在するでしょう。
普通の人々は、強い者が弱い者を一方的に攻撃すること(=苛める事)を、「卑怯」と感じるものです。 しかし現実世界では、強者が弱者を攻撃する事象が後を絶ちません。そして、その攻撃(=いじめ)を多くの人々が傍観/黙認します。
●なぜ人は、平気で、強い者が弱い者を一方的に攻撃できるのか?
●なぜ人は、こんなに、ひどいことが目の前で行われていたのに、止めなかったのか?
残酷ないじめを見て、これらの疑問が生じるのは当然であり、また、これらの疑問を放置することは人間不信の原因ともなるでしょう。
―しかしむろん、そこには理由があるのです。人間不信になる必要は有りません。
この絵本で、普通の人々の心理―そして底に潜む「いじめの原因」を放置する恐さ―を、実感していただければ幸いです。
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| とうごう じゅん |