犯罪者を含め、悪いことをしたら、罰する。つまり、「悪人は罰すべし。」 …この考え方は現代社会で(日本に限らず)、ごく当たり前のこととされているように思います。 この絵本では、この心理(常識)に、小さな疑問を投げかけるものです。
善悪について考えるとき、避けることが出来ないのは、やはり「罰」を巡る多様な心理です。 この絵本は、その多様な心理の中の一つの側面を描くものです。
罰を巡る心理については、これまでも「平和の絵本集」の中で、繰り返しテーマとして取り上げています。
例えば、「悪人は罰すべし。」 この考え方は、人の深層心理に深く刻み込まれているかのように見えます。 それはあたかも条件反射のように、です。 (このテーマで「パブロフの犬;条件反射の心理?」を発表しています。)
また、罰が与える恐怖は、人と人との争いを引き起こす原因ともなります。 絵本「良い子にならなきゃ」では、そんな心理を描いています。(地獄は「悪人への罰」だと考えることができるでしょう)
また、厳罰化とイジメ・自殺の関連/心理については、「罰とイジメと自殺のロンド」にて取り上げています。
一つの絵本で描けるのは、ごく一部の側面に過ぎません。この絵本と併せて、他の絵本集も、ご覧頂ければ幸いです。
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| とうごう じゅん |