
ある星の飲酒運転 |
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東郷 潤 |
P.1
解説 「ある星の飲酒運転」:酔っ払い運転の防止と厳罰化
この絵本には、2つのストーリーがあります。
1つは、飲酒運転を防止するために、厳罰化をするというお話です。
もう1つは、飲酒運転対策として、あえて厳罰化は行わず、時間とお金をかけて、酔っ払い運転の防止のために、様々な工夫をしていくというお話です。
どちらのストーリーが正しいということでは有りません。どちらかが善で、どちらかが悪、ではないのです。
あなたのお好みで2つの飲酒運転対策のストーリーの、どちらでもお好きなほうを選んでください。
あなたは、どんな世界を作りますか?
(補足説明)
ストーリーを二者択一にしたのは、フィクションである絵本創作のニーズによるものです。
これは一般論ですが、現実世界の選択肢について考えた場合、はじめから二者択一しかないと考えることは、錯覚であることが多いでしょう。
例えば、善悪二元論の世界観を持っている方の発想は、二者択一(善を取るか、悪を取るか)になりがちでしょう。
しかしながら、落ち着いて現実を見直せば、選択肢は2つに限らないことが多いものです。さらに言えば、それぞれの選択肢を折衷し、組み合わせることも出来るかも知れません。
以上、補足いたします。
●この絵本はフィクションです。
●フリガナは振っていません。