オムニバス絵本「愛を命令しないで」

☆オムニバス絵本「愛を命令しないで」は、それぞれ同じ(もしくは類似の)ストーリーを持つ、次の3つの絵本から出来ています。
☆少し残酷なシーンがあります。小さなお子様向きではありません。振り仮名も振っていません。




オムニバス絵本「愛を命令しないで!」


子供を愛しなさい!
絵本「子供を愛しなさい」へ;児童虐待の深層心理を描きます
子供を愛さなければいけないと信じる母親の児童虐待がテーマです。
恋人を愛しなさい!

性的な虐待がテーマです。錯覚された愛ほど怖いものはありません。

他国を愛しなさい

侵略戦争の心理です。愛が命令で生まれるという錯覚は、戦争すら引き起こすでしょう。



 
  

〔解説〕オムニバス絵本「愛を命令しないで」について


 愛は命令や脅迫から、単純に直接的に生まれるものではありません。
 しかしながら、「愛が命令・脅迫・恐怖・暴力等から生まれる」という誤解/錯覚は世界中に蔓延しています。 筆者はこの誤解が善悪の錯覚とも有機的に結合し人々の心をゆがめ、本当に様々な悲劇を生み出していると考えています。
 例えば、愛が命令で生まれるという誤解は、容易に「嘘」を生んでしまうでしょう。 嘘はいうまでもなく人間関係の基本となる「信頼」を破壊します。 その心理を描いたのが、絵本「愛と嘘」です。
 同様に、愛が強制(命令)できる、という誤解はイジメの原因ともなるでしょう。 絵本「罰とイジメと自殺のロンド」では、 仲良くすることの強制が、逆にイジメ自殺を引き起こしてしまう、その心理の流れを描いています。

 さてこのオムニバス絵本集の中の3つの絵本は、それぞれ以下の悲劇を描くものです。 どの悲劇も「愛が命令で生まれる」という、全く同じ誤解が心理的な原因となっていることにご注目していただきたいのです。

 ・子供を愛しなさい;児童虐待
 ・恋人を愛しなさい;性的な暴力
 ・他国を愛しなさい;侵略戦争

 このオムニバス絵本では、上記3つの悲劇だけを取り上げましたが、愛が命令から生まれるという誤解は、 上記3つの悲劇を生むことだけに限るものではありません。
 愛は、人間関係の基本となる感情です。繰り返します。愛は、人間関係の基本となる感情です。 人間関係の基本である愛への誤解は、ほとんど全ての人間関係を歪めてしまうでしょう。 「愛が命令で生まれる」という錯覚から、人類の、どれほど大量の涙や血が流されてきたのか想像すると本当に気が遠くなるほどです。

 さて、人類の様々な悲劇を予防し解決していくために/人類相互間の歪みきった人間関係を癒していくために/ 人類の幸福増進のために/世界平和の達成のために、この愛が命令・恐怖から生まれるという誤解を解いていくことは、必要不可欠でありまた大変に効果的であると考えられます。
 どうかご想像していただきたいのです。 この愛の錯覚の存在とその危険に気づいている人々は、いったい今(21世紀初頭現在)、地球上に何人ぐらい存在しているでしょうか?  逆に錯覚している人々は何十億人、存在しているでしょう?

 もしあなたがこれらの絵本に共感してくださったなら、この愛への錯覚に関する気づきを全世界へと広げていくために、 あなたの力をお貸し下さい。


(筆者注)汝の隣人を愛せ 汝の敵を愛せ

 このオムニバス絵本は、キリスト教(聖書)の「汝の隣人を愛せ」「汝の敵を愛せ」という教えに関して描いたものでは有りません。


☆ご感想をお聞かせ下さい。

⇒Don't force Love(「愛を命令しないで」英語版)




同一テーマの絵本

 次の絵本も「愛の命令」というテーマで描いたものです。あわせてご覧下さい。

愛と嘘
絵本「愛と嘘」へ
愛の命令が結果的に嘘を生んでしまう心理です。
愛と敵
絵本「愛と敵」へ
愛せと命令された敵に愛される恐怖を描きます。