〔解説〕絵本「待って」―焦りと不安へ;夢を信じること

 

花が咲くためには時間が必要です。子供が成長するためにも、恋人同士が愛をはぐくむためにも時間は必要です。
ましてや人々の善悪中毒を癒し、調和が取れた優しい社会を作ろうと思えば、ずいぶんと時間が掛かるでしょう。 人類はどれほどの道のりを越えて行けば、和を地球へ広げ恒久的な世界平和を達成することが出来るのでしょうか。

今は絶望しか見えないかも知れません。 しかし僕らは(それを選択しさえすれば)未来に夢を持ち、その夢を信じることが出来ます。 信じていなければ焦るものですが、信頼していれば待つことが出来るでしょう。

今日、夢の達成が無理なら明日。明日、無理なら5年後、10年後。たとえ100年後、500年後でも、いつかきっと・・・
夢を持つことに遠慮する必要などありません。自ら限界を定めなければ、希望の光が射して来ます。 暗闇の中、はるか遠い星を見つめて信じて待ちながら、祈りながら、笑顔で生きて行くことも出来るのです。






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待って
蕾の絵

東郷 潤

〔ふりがな〕
まって      とうごう じゅん

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