近代に入り、生産性は何百倍に増えたでしょう? しかしながら経済危機は繰り返されています。 失業や財政危機といった経済問題は、多くの先進国で共通する悩みとなっているようです。なぜ生産性が上がっても人々の生活が豊かにならないのでしょう? もちろんそこには理由があります。
科学技術の発展、教育の充実、社会システムの発達などによって、近代以降、人類の生産性は何百倍にも増加しています。
しかしながら、生産性がこれほど高くなっているのにも関わらず、それが人々の生活の豊かさに直結しているようには見えません。
それどころか、延々と「経済危機」が繰り返されています。
そこにはいったいどのような問題があるのでしょうか?
この絵本は近現代の世界が直面する経済問題に関して、1つの問題提起として執筆しました。
経済活動もまた人間の活動です。当然、その活動は人々の「意識」によって行なわれます。
どれほど科学技術が発展しても、生産性が上がっても、人の意識が変わらなければ、人がその果実を享受することは難しいのかもしれません。
人は幸福になることを、なかなか自分自身に許そうとはしないようです。
誰がための競争 |
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―失業、財政危機、生産性、労働時間、過当競争の相関関係― |
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| 東郷 潤 |