スマホの方へ;PDFでご覧になれます。


民主主義?〜6
銃口の前
絵本「銃口の前」表紙;銃を構えた人の絵(イラスト)
東郷 潤

〔ふりがな〕
じゅうこうの まえ     とうごう じゅん

1/12





〔解説〕絵本「銃口の前」;民主主義?―6

 他国の軍隊に占領された国・地域のことを、普通、独立国とは言いません。当然、民主国家とも言いません。

 よしんばその国・地域に選挙制度があり議会があり法律があったたとしても、 そこで決めることが出来るのは「支配国が容認する範囲内」という限定的なものです。 「支配国が容認する範囲内で」いくら自由であり、民主的であり、法律が有効であったとしても、 それは疑似的な/限定的な/形式的な/建前上の「自由」であり「民主主義」であり「法による支配」に過ぎず、 その国・地域を国民主権が確立した民主国家と呼ぶのには無理があります。

 さて筆者は、この絵本を書きながら、人間とはずいぶんと錯覚に頼って生きているものだなあ、と改めて実感していました。 現実を錯覚した状態で、いくら努力しても「その人が望む現実」を得ることはできません。錯覚は「嫌な現実を見ない」という一時的な癒しの効果を持つことはありますが、 その一方で本当に現実を変えたければ、まずは冷静に現実を直視することが必要なのです。

 この絵本はとても単純なストーリーですので、これ以上、長々と解説するまでも無いでしょう。 お楽しみいただければ幸いです。 

 *この絵本はフィクションです。



絵本「銃口の前」のPDFファイルへ
プリントアウト用。授業などでご自由に。

At Gunpoint 英語版「銃口の前」