この絵本は少数派(マイノリティ)から多数派について描くものです。多数決というシステムは最大多数の最大幸福を保証するものではありません。 また絵本の最後では、和の心も意識しています。多数決の限界について、思いを馳せて頂ければ幸いです。
「最大多数の最大幸福」という言葉があります。
では多数決というシステムは、「最大多数の最大幸福」の達成に役立つものなのでしょうか?
多数決では、多数派の賛成によって物事を決定します。ですから多数決は「最大多数の最大幸福」の達成に直結するもののように見えるかも知れません。 そしてもちろん多数決で決めたことが、「最大多数の最大幸福」に資する場合もあるでしょう。
しかしながら多数決は、「最大多数の最大幸福」を決して「保証する」ものではありません。 もし「民主的に多数決で決めたのだから、最大多数の最大幸福は自動的に達成されるだろう」と思ったなら、それは錯覚である可能性が高いのではないでしょうか。
なお絵本「サングラス」は、この「民主主義?」シリーズを発表するための準備として作成したものです。 もしあなたが、民主主義を神聖にして不可侵な理想だとお考えなら、「民主主義?」シリーズをお読みになる前に、 絵本「サングラス」をお読みいただきたくお願いいたします。
この絵本は、「民主主義?」シリーズの2本目となります。 1本目の「多数決の後で」と同様に「和の心」も少し意識して描いてみました。お楽しみいただければ幸いです。
*振り仮名は振っていません。
村の少数派 |
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| 東郷 潤 |