
罰は敵を生む |
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東郷 潤 |
〔ふりがな〕 ばつは てき を うむ とうごう じゅん |
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〔解説〕罰は敵を生む
「社会の敵」としか言いようがない人々がいます。 何度でも再犯を繰り返し、いくら刑罰を与えても一向に更生しない犯罪者といった人たちです。 果たして、彼らは生まれつき「社会の敵」だったのでしょうか。 何も分からない赤ん坊の時から、彼らは「俺は社会の敵だ」と思っていたのでしょうか。 もしそうでなければ、彼らが社会の敵となったのには、何らかの理由があったはずです。 この絵本「罰は敵を生む」では、そんな理由の一つを罰との絡みで描くものです。
繰り返しとなりますが、この絵本は「罰が悪いことだ」と主張するためのものではありませんので、念のため。
絵本「罰は敵を生む」は「罰と恐怖の絵本集」の1作品です。