
罰は詐欺を生む |
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東郷 潤 |
〔ふりがな〕 ばつは さぎを うむ とうごう じゅん |
〔解説〕罰は詐欺を生む
この絵本で描いたのは、かなり古典的な詐欺の手法です。 社会人なら、ほとんどの方がご存じであり、いまさら絵本に書く必要があるのかとも思ったのですが、若い方の中には、この手法をご存じ無い方もいるかも知れません。 さらにこのシリーズの中で、詐欺についても押さえておく必要があり、発表することとしたものです。
さてここまで罰の副作用として、罰が嘘・不信・暴力・絶望・緊張・萎縮・失敗・劣等感・上下関係の固定化の原因となる心理を描いてきました。
この絵本で、さらに詐欺が加わります。
繰り返しになりますが、これらの絵本は「罰が悪いことだ」と主張するためのものではありません。
罰には多くの重篤な副作用があるという事実を指摘しているに過ぎませんので、念のため。
絵本「罰は詐欺を生む」は「罰と恐怖の絵本集」の1作品です。
〔善悪の支配図〕
善悪の支配システムの中で、この絵本が関連しているのは主に赤枠部分です(図をクリックすると大きくなります)。