
印刷版「魔法のメガネ」ではストーリーも若干、変更を加えています。(2009.8記)
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東郷 潤 |
〔ふりがな〕 まほうのめがね とうごうじゅん |
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★イラストレーターが描いた「魔法のメガネ」★
舞![]() |
K![]() |
名定![]() |
朋子![]() |
Y.N![]() |
きなこ![]() |
片岸夕希子![]() |
YAGINOTE![]() |
yukari![]() 原爆編 少し残酷なシーンがあります |
解説「魔法のメガネ」:イジメや戦争の心理
この絵本のテーマは広い意味での「いじめ」の原因とそれを傍観する人々の心理です。
広い意味での「いじめ」とは、強者(多数)による弱者(少数)への一方的な攻撃です。そこには次のようなものが含まれているでしょう。
●家庭内のイジメ。親子/兄弟/嫁姑問題など。
●職場や学校でのイジメ。
●少数派民族/弱小異教徒/思想が違うものなどへのイジメ。具体的には、差別/弾圧/虐殺/粛清/民族浄化/ホロコーストなど。
●強国による、弱小国へのイジメ。具体的には、侵略戦争/植民地戦争/無差別爆撃など。
むろん、「学校で、いじめっ子が、クラスの友達をいじめる」といった「いじめ問題」と、無差別爆撃とは全く違う事象です。
しかしながら心理学的な観点で言えば、そこには共通する原因—感情/思い込み/錯覚—が存在すると思われます。
そして、それらの残酷な苛め(いじめ)や戦争の背後には、「見て見ぬ振りをする傍観者」が存在するでしょう。
普通の人々は、強い者が弱い者を一方的に攻撃すること(=苛める事)を、「卑怯」と感じるものです。 しかし現実世界では、強者が弱者を攻撃する事象が後を絶ちません。そして、その攻撃(=いじめ)を多くの人々が傍観/黙認します。
●なぜ人は、平気で、強い者が弱い者を一方的に攻撃できるのか?
●なぜ人は、こんなに、ひどいことが目の前で行われていたのに、止めなかったのか?
残酷ないじめを見て、これらの疑問が生じるのは当然であり、またこれらの疑問を放置することは人間不信の原因ともなるでしょう。 しかしむろん、そこには理由があるのです。人間不信になる必要は有りません。 この絵本で普通の人々の心理(心の底に潜むイジメの原因とそのイジメを放置する原因)を実感していただければ幸いです。
印刷版の絵本「魔法のメガネ」をご覧になってみませんか?
絵本「魔法のメガネ」には日本語英語併記の印刷版があります。
印刷版の絵は、コンテストで優勝した近藤英明氏の手によるものです。また、編集はリベルタ出版さんにお願いしました。
「魔法のメガネ」を書店で購入することはできません。
プレゼントとして人手から人手へ渡り、
平和への気づきをシェアしながら世界を旅するようにデザインされたものです。
現在、1,200円以上の寄付をしていただいた方へお礼としてお配りしています。
神奈川県新聞販売組合30周年記念事業として2,000冊超の「魔法のメガネ」が読者へ寄贈されました。
信濃毎日新聞で「魔法のメガネ」が取り上げられました。
魔法のメガネ(いじめ問題の原因や戦争の心理を描く絵本)の感想文へ
こちらが絵本「魔法のメガネ」のPDFファイルです。
Magical Glasses - the psychology behind wars, abuses, hate crimes...(「魔法のメガネ」英語版))
印刷版「魔法のメガネ」の制作舞台裏です。
★以下の絵本でもメガネが登場します。ご参考まで。
愛する人が殺されたら(復讐の心理を描きます)
見えない危険(魔法のメガネを掛け続けると、どうなるのか? 軍拡の心理等)