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あとがき -絵本「愛する人が殺されたら」 |
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誤解しないでいただきたいのですが、罰を悪だと言っているのではありません。
被害者の怒りや復讐心を悪だと言っているのでもなければ、許しを善だと主張しているのでもありません。 しかしながら、もし善悪の錯覚によって、加害者を罰し、傷つける以外の手段が見えないままに、 延々と犯罪の原因を放置してしまったなら、それは善悪中毒の症状の1つかも知れません。 もし、あなたがこの絵本に共感されたなら、出来るだけ多くの方に、読ませてあげていただければと思います。 本絵本は、自由にコピーして下さって結構です(商業出版はじめ金銭的な授受を伴う場合を除きます)。 また下記WEBからは、東郷潤の他の絵本やメッセージをダウンロードすることが出来ます。 www.j15.org |
©Jun Togo 2009 |
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「復讐の相手-Ⅱ」は、番外編といった位置づけで描いたものです。
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この絵本「愛する人が殺されたら」の中の「メガネ」は個別具体的な何か、というよりも、犯罪の様々な原因を象徴するものとして描いたものです。
ちなみに絵本「魔法のメガネ」では、善悪の錯覚を象徴するメガネを描いています。
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★善悪のメガネ(錯覚)はそれだけで、十分に犯罪の原因となるでしょう。
このテーマ(=善悪の錯覚が人を凶暴化させ、苛め・争い・戦争・犯罪などの悲劇を生む)は、
この絵本集の中で繰り返し取り上げています。以下、ご参照ください。
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愛への誤解(錯覚)もまた、それだけで十分に犯罪の原因となるでしょう。つまり、当絵本「愛する人が殺されたら」
に登場したメガネとなりうるのです。 オムニバス絵本「愛を命令しないで」では、愛への錯覚が、児童虐待、性的暴行・誘拐、侵略戦争など犯罪行為の原因となる 心理を描いています。 |
★犯罪者を罰するだけで満足し、犯罪の原因を放置すれば、犯罪を減らすことは難しいでしょう。
罰には限界が存在します。 罰を巡る問題点に関しては、以下の絵本をご参照下さい。 |